台風21号の影響で記録的な大雨に見舞われた千葉県で、床上・床下浸水が2000棟近くに上る見通しだ。同県茂原市で新たに女性1人の行方不明が判明し、千葉、福島両県で死者は計10人、行方不明者は計2人となった。
千葉県は27日午後6時現在の家屋被害について、床上浸水130棟・床下浸水375棟と発表したが、被害の大きかった茂原、佐倉両市は集計できていない。
茂原市によると、26日から調査を始めたばかりで把握できていないが、2013年の水害時の床上浸水560棟、床下浸水654棟を上回る計1200棟超となる見込み。高崎川などが氾濫した佐倉市も27日に調査を始めたが、床上・床下浸水が計約200棟になるとみられる。
土砂災害などによる住宅被害もあり、同県内で全壊6棟、半壊2棟、一部損壊1棟となっている。
県は27日、茂原市の豊田川で女性が流されたと発表した。25日午後3時45分ごろ、「女性が流された」などと目撃者から110番が相次いだ。市内の50代女性が行方不明になったと家族が届け出ており、県警は、流されたのはこの女性の可能性があるとみている。
一方、男性(38)が行方不明になっている福島県相馬市では27日も県警や自衛隊、海上保安庁などが捜索を続けた。男性と一緒に車に乗っていた母親(61)は海岸で遺体で見つかっており、警察官らは、海岸を中心に上空からヘリコプターで捜したり、ボートで海中をのぞきこんだりした。【宮本翔平、金沢衛、加古ななみ、高橋秀郎】