兵庫県尼崎市立尼崎高校の体罰問題を受け、市教育委員会は28日、市立の全学校・学園を対象にしたアンケート調査の結果、延べ348人の児童生徒が体罰を受けたと回答したと発表した。教職員では131人が体罰を行ったことがあると答えた。
調査は5月下旬以降、児童生徒と教職員、保護者らを対象に実施。「体罰を受けたことがある」と答えた延べ348人のうち、小学生(4年生以上)が214人、中学生が89人を占めた。
体罰を受けた児童らがいた小学校は41校中39校で、中学校も19校中16校に上った。体罰の内容には「人格を否定する言葉を使っていた」「長時間正座させる」などがあった。
一方、体罰をしたと申告した131人のうち、小中学校の教職員が106人を占めた。「生徒をしかる際、胸ぐらをつかんだ」「生徒に反省の態度が見られず足を蹴った」などの内容が報告された。
市教委は調査結果を基に、関係する教職員らに事情を聴き、体罰と認定した場合は処分や指導を行う。稲村和美市長は「真摯(しんし)に受け止め、再発防止につなげていく」と話した。