東京電力ホールディングス(HD)は28日、9月に千葉県などで大規模停電を起こした台風15号を巡り、送配電設備などの復旧費用約118億円を特別損失として、2019年9月中間連結決算に計上したと発表した。災害による損失額としては、東日本大震災以後で最大になる見込み。
9月9日に上陸した台風15号では電柱1996本、電線5529カ所、変圧器431台、鉄塔2基が被害を受けた。特別損失の内訳は、電柱などの送配電設備の修繕・除去に61億円、他の大手電力会社からの応援受け入れに要した宿泊や機材などの費用で55億円など。完全に倒壊した電柱などの新設費用は計上していない。
10月に発生した台風19号による被害の損失は10~12月の決算に盛り込む予定で、被害額は15号より少なくなる見通し。【中津川甫】