記録的大雨 5県34河川が氾濫 浸水はほぼ解消

国土交通省は28日、台風21号の影響による記録的な大雨で、千葉や福島など5県の34河川が氾濫し、最大で約2400ヘクタールが浸水したことを明らかにした。28日午前で、浸水はほぼ解消したという。
国交省によると、越水などにより浸水被害が発生した河川は、千葉21▽福島、茨城各5▽宮城2▽埼玉1。このうち、高倉川(宮城県角田市)、新川(同丸森町)、夏井川(福島県いわき市)、小泉川(同相馬市)の4河川の浸水被害は、台風19号による大雨で堤防が決壊した場所と同じだった。仮堤防の復旧作業中で、土のうを積むなどしたが、浸水を防げなかったという。
また、崖崩れなどの土砂災害も4県で17件発生。県別の内訳は▽千葉10件▽福島4件▽茨城2件▽岐阜1件。
一方、千葉県は28日、台風21号の影響で大雨が降った同県佐倉市で、乗用車で仕事に向かっていた同県浦安市の80代男性が行方不明になったと発表した。車は浸水が引いた佐倉市内の水田で見つかった。県内の死者は9人、行方不明者は2人となった。
同県の28日午後4時時点のまとめでは、浸水被害は床上浸水666棟・床下浸水830棟。広い範囲で浸水した茂原市の717棟、佐倉市の56棟を含んでいるが、調査を終えておらず、被害は今後も増える見込み。【松本惇、宮本翔平】