埼玉県でまた豚コレラ 県内4例目「予防接種実施を目前に」

埼玉県は30日、県北西部に位置する本庄市の養豚場で豚コレラが発生したと明らかにした。埼玉県では今年9月、秩父市と小野町で豚コレラの感染が確認されており、今回は4例目。
埼玉県農林部によると今月29日、県の家畜防疫員が本庄市の養豚場から連絡を受けて立入検査を実施した結果、豚の健康状態に異常を確認。遺伝子検査の結果、豚コレラウイルスの陽性反応があったという。
この養豚場は、繁殖用に109頭、食肉用619頭、子豚137頭の計865頭を飼育しており、殺処分を行うとしている。
本庄市と隣の神川町では今月11日にも、2200頭を超える養豚場で豚コレラの感染が見つかったばかりで、今回の農場は約2キロ離れていたという。
農林水産省によると、国内では今月25日から予防接種が順次開始されており、埼玉県は来月1日以降、実施する予定だった。