ハロウィーンが注目される陰で、メキシコのお盆に当たる「死者の日」の祝いにも若者らの関心が高まっている。派手な衣装や骸骨の化粧で死者の霊が帰ってくることを盛大に祝う祭りだが、東京都内で開かれたイベントには約200人が集まる盛況ぶりだ。在日メキシコ大使館によると、11月1、2日の死者の日の前後には、日本国内で10以上のイベントが開かれ、「メキシコ文化が世界的に盛り上がりつつある」という。
同大使館のエマヌエル・トリニダー文化担当参事官によると、死者の日は16世紀、アステカ文明がスペインの侵略を受け、カトリック文化が流入したことが起源。鮮やかなマリーゴールドなどで祭壇を飾り、死者の思い出を語り合って生の喜びを祝う独特の祭りだ。
スペイン語圏の文化普及を目指すセルバンテス文化センター東京(千代田区)では2日、在日メキシコ人らが、伝統衣装を着て歌や踊りを披露。色とりどりの骸骨の化粧を施した人々が楽しげに祝った。