佐賀、福岡両県を中心に大きな被害が出た九州北部の記録的大雨から4日で1週間となった。水に流されるなどして佐賀県武雄市で3人、福岡県八女市で1人が死亡、床上・床下浸水は3500棟を超え、復旧作業が続いている。鉄工所から大量の油が流れ出した佐賀県
大町町
( おおまちちょう ) では、回収作業が進んでいるが、住宅や農地に付着した油を完全に除去するのは難しく、長期化が懸念される。
佐賀県によると、4日午前7時現在、県内で床上1243棟、床下1919棟の浸水被害を確認。武雄市と大町町で計265人が避難所に身を寄せている。武雄市と大町町の全域で避難指示が続いている。