自衛隊は11日、実動訓練「自衛隊統合演習」を始めた。2018年末に策定した防衛計画の大綱で盛り込まれた「総合ミサイル防空」や「電子戦」などを国内や周辺の海空域で21日まで実施する。鹿児島県・種子島での離島防衛に関する水陸両用訓練は国内最大規模となり、海上自衛隊の輸送艦から16両の水陸両用車AAV7が発進して上陸する予定。
総合ミサイル防空は、弾道ミサイルや巡航ミサイルなど多様化する攻撃にイージス艦や地上配備型迎撃ミサイル「PAC3」など陸海空で一体的に対処する取り組み。今回は、空からの複合的な攻撃に対し各装備品の連携を確認する。
種子島での離島防衛訓練は、海自最大の護衛艦いずも型の「かが」が指揮中枢を担い、陸自水陸機動団など陸海空約1500人が上陸作戦を展開する。
自衛隊は陸海空の統合を図ろうと1年ごとに実動訓練と指揮所演習を実施している。今回の統合演習は約3万2000人が参加する。【町田徳丈】