県警捜査3課は4日、窃盗(空き巣)の疑いで住居不定の無職、高橋正毅被告(72)=窃盗罪などで起訴=をさいたま地検越谷支部に追送検し、捜査を終結させた。
高橋被告は埼玉、千葉、兵庫の3県で空き巣30件(被害総額計約790万円)を繰り返し、うち22件は理美容室に集中していることから、同課は一連の事件を「サロン」と称して捜査していた。
追送検容疑は平成30年6月~今年3月、千葉県柏市の理美容室など26カ所に侵入し、現金計143万円と金庫など85点(時価計約307万円相当)を盗んだとしている。高橋被告は容疑を認めた上で、理美容室を狙った理由について「不定休の店が多い中、理美容室は休みがぶれないし、(経営する家族らも)休日に外出していることが多いから」と供述している。