待機児童が過去最少 来年度ゼロ目標も依然1万人超

保育施設に希望しても入れない全国の待機児童の数が初めて1万7000人を切り、過去最少になったことが分かりました。

厚生労働省によりますと、4月1日現在の全国の待機児童の数は前の年より3123人減って1万6772人でした。これは1994年の調査開始以来、最少です。厚労省は「各地で保育施設の整備が進んだ結果」としています。政府は1年半後の2020年度末までに全国の保育施設の定員を約32万人増やし、待機児童をいなくする目標です。ただ、10月から幼稚園と保育施設が無償化される影響で利用希望者がさらに増え、目標を達成できない恐れもあります。