味の素、ケロッグ商品契約解消へ 60年近く販売

味の素は6日、日本ケロッグのシリアル食品の販売を来年3月末で終了すると発表した。60年近く販売してきたが、契約を解消することで両社が合意。日本ケロッグは新たな販売網の構築を進める方針だ。
日本ケロッグは1962年の設立当初から味の素と全商品の販売契約を結んでおり、トラのキャラクターが印象的な「コーンフロスティ」などのヒット商品で日本のシリアル市場を開拓、けん引してきた。
このほか「フルーツグラノラ」や「オールブラン」など25品を展開しているが、売り場への影響はないとしている。
契約解消は、日本ケロッグが「事業展開を加速させるため」として申し入れたという。