大嘗宮の一般公開始まる 皇居・東御苑

皇位継承に伴う皇室行事「大嘗祭(だいじょうさい)」の中心的儀式「大嘗宮(だいじょうきゅう)の儀」の舞台となった皇居・東御苑の大嘗宮の一般公開が21日午前、始まった。12月8日までの午前9時~午後3時に東京駅寄りの坂下門から入場する。参観は無料。
11月14、15日にあった大嘗宮の儀では、天皇陛下が新穀などを供えられ、国と国民の安寧や五穀豊穣(ほうじょう)を祈った。
大嘗宮は東御苑の天守台近くにあり、東西89.7メートル、南北88.15メートルの敷地に陛下が儀式を行った悠紀殿(ゆきでん)と主基殿(すきでん)など大小約30棟が左右対称に建ち並んでいる。一般公開後に取り壊される。
また、30日~12月8日には恒例の皇居・乾通りの一般公開も行われる。【高島博之】