奈良・三宅町の森田町長、育児のため時短勤務へ 期限は設けず

奈良県三宅町の森田浩司町長(35)が来年1月末に妻が第1子を出産するのに合わせ、自身が育児に加わるための時短勤務に取り組む。町長には一般職員のような決まった勤務時間は元々ないが、公務が入っていない時間帯に育児に加わり、「フレキシブルな時短勤務」を行うという。
森田町長によると、子育て中の女性職員らから「夫が(休暇で)一日家にいるより、夕方早く帰ってきて家事をしてくれると助かる」と聞いたのがきっかけ。他の自治体では首長が一定期間まとまって育児休暇を取得するケースがあったが、森田町長は「決裁などの公務があり、何日も休むのは無理」と判断した。
森田町長は通常、午前8時半ごろ出勤し、夕方まで勤務している。出産の前後から町総務課とスケジュール調整し、勤務時間を短縮するという。「災害時などには公務が最優先」と強調した上で、「妻を病院に連れていくなど出産前も時短勤務をする可能性がある。子育てはずっと続くものなので、時短勤務の期限は設けない」と話した。
森田町長は参院議員秘書や町議などを経て2016年7月に初当選した。「子育てに優しい町を目指す」として、町職員の特別休暇のあり方を見直すなど子育て支援策を進める意向だ。【藤原弘】