京急、事故車両を手で押し撤去 午後1時すぎに運転再開

横浜市神奈川区の京急本線の踏切で快特列車と大型トラックが衝突した事故で、神奈川新町駅付近の事故現場では7日未明、最後まで残されていた先頭車両が撤去された。
京急電鉄によると、事故発生後、一部の区間で運休が続いていたが、同日午後1時13分に運転を再開した。
現場では先頭車両を約20人の作業員が手で押して、品川方向に数百メートル移動させた。先頭車の進行方向左側は真っ黒に焼け焦げ、床下の機器類も大きくゆがんでいた。
先頭車両はその後、進行方向を変えて、事故現場の北側にある車庫に入った。現場ではクレーン車などの工事車両が入り、復旧に向けた作業が夜を徹して進められた。(太田泉生、山下寛久)