京アニ第1スタジオ解体作業始まる 跡地利用は未定

京都市伏見区の「京都アニメーション」第1スタジオの放火殺人事件で25日、36人が死亡、33人が重軽傷を負った建物の取り壊しに向けた作業が始まった。
第1スタジオは鉄筋コンクリート3階建て。この日はスタジオの建つ敷地いっぱいに足場が組まれ、白いシートの覆いを取り付ける準備作業が進められた。
近隣住民によると、取り壊しは年明けに着手し、来年4月までかかると京アニから説明があった。遺族らからは跡地を追悼できる場にすることを望む声も上がっているが、具体的にどうするかは未定という。同社の八田英明社長らは10月の記者会見で、近隣住民や遺族らと協議して決めると説明している。
焼け跡が今もはっきりと残る建物は事件の凄惨(せいさん)さを生々しく思い出させることもあり、住民の一人は「早く無くしてほしいと思っていたので、やっと工事が始まって良かった」と話した。【南陽子】