他人のクレジットカード情報をスマートフォンの決済サービス「アップルペイ」に不正登録して電子たばこをだまし取ったとして、警視庁組織犯罪対策特別捜査隊は28日、東京都江戸川区の中国人留学生の少年(19)を詐欺や不正アクセス禁止法違反などの容疑で逮捕したと発表した。
逮捕容疑は7月24日、川崎市の40代の男性会社員ら2人のIDとパスワードを使ってイオンカードのアプリ「イオンウォレット」に不正アクセスし、同日午前4時~同10分ごろ、足立区のコンビニエンスストアでカード情報を登録したアップルペイを使って電子たばこ計4カートン(2万円相当)をだまし取ったとしている。少年は「報酬が欲しかった」と容疑を認めている。
同隊によると、事件直後に付近をパトロール中だった竹の塚署員が不審車両を発見。職務質問したところ、車内から電子たばこ計57カートンなどが出てきたという。同署は少年の身柄をその場で確保したが、車を運転していた中国人とみられる男は逃走した。
少年は、中国の通信アプリ「微信(ウィーチャット)」で男と知り合ったといい「男から100カートン買えば3万~4万円もらえると約束した」と供述しているという。
同隊は少年のスマートフォンの解析などから、少なくとも都内や埼玉県のコンビニ二十数店舗で約40人のカード情報を不正利用して電子たばこ計約140カートン(約70万円相当)をだまし取ったとみている。
同庁は25日にも、イオンカード利用者の情報を悪用し、アップルペイで不正に電子たばこを購入しようとしたとして、中国籍の女を詐欺容疑などで逮捕している。【佐久間一輝】