台風19号の影響で約7割の区間が不通となった三陸鉄道(岩手県宮古市)は27日、津軽石―宮古間(9・2キロ)で2両編成の車両を使って試験走行をした。営業運転に問題はなく、28日に同区間が復旧する。
全長163キロの三鉄リアス線は線路の路盤の流失や線路上への土砂流入で、計77カ所が被害を受けた。久慈―田老、宮古―釜石は不通となっている。津軽石―宮古では駒込踏切ののり面崩落などがあったが、通勤・通学の利用者が多く復旧を急いでいた。
運行再開に向け、25日に保守用車(モーターカー)を使って時速10~25キロで試験走行を開始。信号や踏切に異常はなく、27日に通常通りの約70キロで営業車両を走らせ、最終確認をした。
米沢務・運行部長(55)は「この1カ月半、通勤・通学などで列車を利用する地域の皆さまには不便をおかけした。同区間での運行再開は一歩前進。3月までには全線再開を目指したい」と話した。【日向米華】