尼崎襲撃で逮捕の男、1カ月前に現場近くで職務質問受ける 下見をしていたか

兵庫県尼崎市で指定暴力団・神戸山口組の古川恵一幹部(59)が射殺された事件で、京都府警に銃刀法違反容疑などで現行犯逮捕された朝比奈久徳容疑者(52)が約1カ月前、現場近くで県警に職務質問を受けていたことが、捜査関係者への取材で判明した。下見だった可能性がある。朝比奈容疑者は事件の3日前、尼崎市内で逃走に使ったレンタカーを借りており、県警は計画的な犯行とみている。県警は29日午後にも殺人容疑で再逮捕する方針。
捜査関係者によると、朝比奈容疑者は10月下旬ごろ、尼崎市の現場近くで不審な動きをしているところを、県警の警察官から職務質問を受けた。襲撃現場となった飲食店は古川幹部が実質経営しており、古川幹部の行動や周辺の状況を観察したとみられる。さらに今月24日、同市内のレンタカー業者から1週間の契約で白い軽乗用車を借りたことも判明した。
古川幹部は27日午後5時5分ごろ、尼崎市の繁華街の路上で撃たれた。頭や胸などに多数が命中しており、即死だった。現場には空の薬きょう約20個が落ちており、県警は米軍用に似た自動小銃を使ったとみて入手経路を調べる。