国内最年長67歳パイロットがラスト飛行 43年無事に ソラシドエア

国内最年長のパイロット、川本行夫さん(67)=ソラシドエア(本社・宮崎市)=が7日夜、ラストフライトに臨んだ。日々の鍛錬でパイロットの年齢上限(68歳)ぎりぎりまで43年間、無事故で飛び続けた川本さん。最後も無事に羽田空港(東京都)に着陸すると、機内は拍手に包まれた。
川本さんは日本航空で約37年間パイロットを務めた後、退職後にソラシドエアに移った。ラストフライトは熊本空港発。定刻より約40分遅れで飛び立ったが、ジェット気流に乗って焦ることなく操縦。途中で乱気流にも遭遇したが、無事に羽田に降り立った。
フライト中には同乗した客室乗務員(CA)が、川本さんのラストフライトであることを機内アナウンスで紹介し、乗客に四つ葉のクローバーをかたどったメッセージカードを配って、機長へのはなむけのメッセージを募る粋な計らいも。川本さんは着陸後、「感極まりました。やりきりました」と話した。今後は、地上業務に移り、安全管理や後進の指導にあたる予定だという。
機長の定年は国際的には65歳が一般的だが、国土交通省は2015年に国際線旅客の増加などに対応するため、年齢上限を「68歳未満」に引き上げた。【秋山信一】