国土交通省は6日、新潟空港(新潟市東区)を東西に走るB滑走路(2500メートル)を西に60メートル移設することを決めた。同日付で航空法に基づき告示した。現状では、滑走路東端の安全区域の長さが基準を満たせないため。費用は数十億円規模を見込み、2022年度末の完成を予定している。
国交省は今年4月1日付で施行した省令で、滑走路の両端に安全区域を90メートル以上確保することを義務づけた。オーバーランやアンダーシュート(滑走路の手前で着陸)の事故を軽減するためだ。国交省によると、全国で約70カ所の空港がこの基準を満たしておらず、27年度までに確保に向けた工事を始める必要がある。新潟空港もその対象だ。
新潟空港のB滑走路は、西端は十分な安全区域が確保できる広さがある。一方で東端の安全区域は40メートルしかなく、東端が阿賀野川に接しており、これ以上東に延ばせない。このため、滑走路を西に60メートルずらして、安全区域の長さを90メートル以上確保することにした。
一方、B滑走路と交差するA滑走路(1314メートル)でも、南端に市街地があり安全区域が90メートル以上確保できていないことから、国交省は今後、対応を検討する。
国交省は滑走路移設に伴い、6日から1カ月間、意見公募(パブリックコメント)を実施。来年1月17日午後2時から公聴会を新潟市中央公民館で開く。公聴会は同日午後1時受け付け開始、先着100人。問い合わせは国交省航空局航空ネットワーク企画課(03・5253・8715)。【酒造唯】