参院新議員宿舎、家賃15万円=都内一等地、民間なら60万円も

建て替え中の参院清水谷議員宿舎(東京・紀尾井町)の家賃が月額で10万~15万円台に設定されることが分かった。
周囲は高級ホテルなどが立ち並ぶ一等地。50万円前後とされる同水準の民間賃貸マンションの相場と大きく離れており、「議員特権」として議論を呼びそうだ。
新宿舎は8階建てで56戸。地下鉄丸ノ内線の国会議事堂前駅の隣駅である赤坂見附駅から近く、「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」や「ホテルニューオータニ」の目の前にある。建設費は約50億円で、来年2月の完成後、入居が始まる。都内や近郊に住居を持たない議員が入居できる。
新宿舎の間取りは、3LDK(81平方メートル)と1LDK(56平方メートル)の2種類。月額の家賃は3LDK15万8006円、1LDK10万9239円とする。当初はそれぞれ約13万円、約5万円に設定する予定だったが、格安批判を懸念し「値上げ」した。
宿舎周辺の不動産業者によると、同地域で80平方メートルのマンションを借りる場合、月額40万~60万円が相場。「住環境が良いため、新たな物件が出ると申し込みが殺到する」という。
現在使われている参院麹町議員宿舎(東京・麹町、146戸)の家賃に関しては、老朽化が進んでいることを考慮し、当面は据え置く方針だ。