【ストックホルム時事】ストックホルムの市庁舎で10日夜(日本時間11日未明)に始まった晩さん会にはノーベル賞受賞者ら約1300人が参加。オーケストラの演奏が流れる華やかな雰囲気の中、化学賞を受賞した吉野彰・旭化成名誉フェロー(71)は妻久美子さん(71)と歓喜のうたげを楽しんだ。
晩さん会の冒頭、演奏を背に受賞者らは2階から姿を見せた。えんび服に身を包んだ吉野さんは着物姿の久美子さんの手を取って階段を降り、広間に向かって笑顔を見せた。
吉野さんは広間の中央に据えられた受賞者やスウェーデン王族らが座るテーブルに着席。晩さん会後、「ロイヤルファミリーは非常にフランクで、気楽にお話しできるような感じ」と振り返った。
食事は前菜に鴨肉のメイン、ラズベリーシャーベットなどのデザート。吉野さん夫婦は時折顔を近づけ、言葉を交わしながら食べ進め、「ちょっと和風の味、わさび風のスパイスが入りおいしかった」と満足した様子だった。