中村哲さん、アフガンに分骨へ…ペシャワール会は事業継続

アフガニスタン東部で銃撃され死亡した民間活動団体(NGO)「ペシャワール会」現地代表の医師、中村哲さん(73)の告別式から一夜明けた12日、同会の村上優会長(70)が福岡市中央区の事務所で記者会見した。
中村さんに代わって村上会長が現地統括の責任者になり、事業を継続させる方針を明らかにした。
同会によると、中村さんはアフガンで活動するために現地NGO「ピース・ジャパン・メディカルサービス(PMS)」を設立。住民らがスタッフとなり、一緒に医療活動やかんがい事業に取り組んできた。
村上会長は会見で、アフガン政府などに安全確保を要請したうえで、早ければ年内にもアフガンを訪問し、現地スタッフと事業再開に向けて協議する考えを示した。また、現地で殺害された運転手や警備員ら5人の補償金や見舞金に、中村さんの香典を充てるという。
一方、中村さんの遺骨を日本とアフガンに分骨する意向も明らかにした。中村さん自身が望んでいたといい、会見に同席したアフガン人医師でPMSのジアウルラフマンさん(64)は「中村先生は亡くなったが、魂は永遠に共にある」と語った。