北海道北部・宗谷地方で震度5弱「近くにサロベツ断層帯」気象庁が注意喚起

12日午前1時ごろ、北海道北部の宗谷地方で発生した最大震度5弱の地震について、気象庁は未明に記者会見を開き、震源の西側には海岸線に沿って「サロベツ断層帯」という活断層が存在することを明らかにした。
今回の地震をきっかけに活動が活発化するおそれがあるとして、今後1週間程度は注意するよう呼びかけている。
きょう午前1時9分ごろ、宗谷地方北部の深さ7キロを震源とするマグニチュード(M)4.2の地震が発生した。
この影響で、日本海側に位置する豊富町で震度5弱の揺れを観測したほか、道北を中心に震度4~1を観測。気象庁は地震検知から3.7秒後に「緊急地震速報」を発表している。
震源の西側に位置する日本海沿岸には、豊富町から幌延(ほろのべ)町を経て、天塩(てしお)町まで、北から南へ44kmにわたってのびるサロベツ断層帯が存在する。
政府の地震調査研究推進本部によると、この活断層は、地下の地層が横からの圧力を受けて波型に曲がった結果できたもので、断層帯の東側が隆起する逆断層だと考えられており、周辺では過去にもM4を上回る地震が起きている。
専門家によると、サロベツ断層帯ではM7.6程度の巨大地震が起こる可能性があると考えられており、今後30年間の確率は決して低くないという。
過去には2016年の熊本地震のように、M6.5の地震が発生した2日後に、隣接する別の活断層でより規模が大きな地震が発生した例もあることから、気象庁は揺れが強かった地域では今後1週間程度は最大震度5弱の余震に注意するよう呼びかけている。