米地質調査所(USGS)アラスカ火山観測所(AVO)によると、13日未明、米アラスカ州アリューシャン列島のシシャルディン火山で爆発が発生し、噴煙が海抜7700メートルの高さに達した。アラスカ半島西端のウニマク島にそびえるシシャルディン山は、地球上で最も円錐に近い形をした美しい火山だ。
噴火が発生したのは、日本時間13日午前1時10分(現地時間12日午前7時10分)、シシャルディン山で3分間の火山性地震を伴う爆発が発生し、噴煙が海抜7700メートルの高さに達した。
噴火は長くは続かなかったが、爆発の間、3回の火山雷も観測された。
AVOによるとシシャルディン山では、今月3日から4日にかけて地表温度の上昇が衛星画像で確認されており、先月末には付近を航行中のパイロットが山腹を流れ落ちた黒い溶岩流の痕跡を目撃していることから、活動の活発化が懸念されていた。
今後も、突発的な爆発や溶岩流出が発生する可能性があるとして、航空カラーコードは危険度が2番目に高いオレンジが発令されている。
標高2857メートルのシシャルディン山で記録に残る最後の噴火は2014年1月に始まり、翌2015年3月まで1年以上続いたが、それ以降は噴火の兆候がなく、2016年には航空カラーコードが平常の緑に引き下げられていた。
しかし、今年夏ごろからは地下のマグマの上昇を示す火山性微動と低周波地震の増加が続いており、上空からの観測で山頂火口内に赤い溶岩が確認されていたことから、オレンジの航空カラーコードが発令されていた。