視覚障害者保護規制は「合憲」=マッサージ師施設訴訟―東京地裁

視覚障害者の就労を保護するあん摩マッサージ指圧師の資格に関する法律を根拠に、国が健常者向けの養成施設の新設を認めない規制の合憲性が争われた訴訟の判決が16日、東京地裁であり、古田孝夫裁判長は規制の合理性を認め「合憲」と判断した。
大阪市の学校法人「平成医療学園」が施設設置を認めなかった処分の取り消しを求めていた。法人側は控訴する方針。
同法人は2016年、横浜市内の専門学校に計画したマッサージ師などの養成施設が国に認可されず、憲法が保障する職業選択の自由を侵害されたとして提訴。「障害者の雇用環境改善により、規制の合理性は失われた」などと主張していた。
判決で古田裁判長は、マッサージ師などに従事する視覚障害者は現在も多い一方、同じ資格でも健常者より収入が大きく劣ると指摘。「規制が不合理な差別とはいえない」と合憲と結論付け、訴えを棄却した。