2015年に大阪府寝屋川市の中学1年の男女2人が殺害された事件で、1審・大阪地裁で死刑が確定した山田浩二死刑囚(49)について、大阪高裁は17日、控訴審の手続きを再開する決定を出した。山田死刑囚は判決に対する控訴を取り下げていたが、高裁が取り下げを無効と判断した。
山田死刑囚は公判で2人に対する殺意を否認したが、1審判決はいずれも殺人罪の成立を認め、求刑通り死刑を言い渡した。被告側が控訴したが、山田死刑囚が自ら取り下げ、今年5月、弁護人が無効を申し立てた。
決定について、村山浩昭裁判長は「死刑は究極の刑罰で、1審判決に対する山田死刑囚の不服に耳を貸すことなく、直ちに刑を確定させてしまうことには強い違和感と深い
躊躇
( ちゅうちょ ) を覚える」と述べた。
大阪高検の
畝本毅
( うねもとつよし ) 次席検事は「予想外の決定。上級庁と協議し、適切に対応する」とコメントした。