長野県軽井沢町で2016年1月、乗客ら15人が死亡したスキーツアーのバス事故で、犠牲となった男子大学生(当時19歳)の遺族3人が、バスを運行した「イーエスピー」(東京都羽村市)などに計約1億5000万円の損害賠償を求めた訴訟で、さいたま地裁(斎藤清文裁判長)は20日、被告らに約8800万円の支払いを命じる判決を言い渡した。
遺族は訴状で、死亡した運転手が大型バスを運転した経験がほとんどなく、適性診断で問題があると指摘されていたのに、同社が把握していなかった上、十分な訓練を受けさせることなく業務に就かせていたなどと主張していた。
事故を巡っては、同様の訴訟が東京地裁や長野地裁などでも提起されている。さいたま地裁では、別の遺族が起こした訴訟について調停が成立している。