「ストレスの限界」「離婚を考えている」 夫にやってほしいのにやってもらえない家事、トップは?

ビースタイル(東京都新宿区)が運営する調査機関「しゅふJOB総研」は1月6日、働く女性を対象に行った「夫の家事・育児」に関する調査結果を発表した。

調査結果によると、夫の家事や育児に対して「満足」と答えた人は全体の19.3%にとどまった。「不満はない」(28.3%)と合わせても半数未満。夫の家事育児に及第点を与えている女性はそれほど多くないようだ。「不満」と答えた人は52.5%だった。

詳細に見ると、夫が「家事・育児を少しは行っていたが不満」という人が最も多く、全体の38.5%を占めた。次いで多かった回答が「家事・育児を少しは行っていて不満はない」で28.3%。「家事・育児を十分行っていて満足」(19.3%)、「家事・育児を全く行っておらず不満」(14.0%)と続いた。

同調査は毎年行われている。直近3年間の結果を見ると、「家事・育児を少しは行っていたが不満」と答える人が増加している。2017年の調査では、33.2%の人が回答していたが、18年の調査では35.5%へ増加。今回の調査ではさらにポイントを上げた。

夫の家事育児に満足している人からは「結婚当初から、できるときにできる方がやるスタンスで今までやって来ているので助かっています」「幸い、とても協力的な夫なので、とても助かっています」というコメントが寄せられた。一方、不満を抱いている人からは「主人にとってこの家は下宿先です」「本当に全くやらない人なので、こちらのストレスが限界を超え離婚を考えます」といった痛烈な意見が挙がった。

ギャップが大きいのは「名もなき家事全般」
世代別に見ると、30代以下が突出して満足度が高いようだ。「家事・育児を十分行っていて満足」(29.6%)が唯一20%台であり、「家事・育児を少しは行っていて不満はない」(25.6%)と合わせると過半数が夫の家事や育児におおむね満足している。「家事・育児を全く行っておらず不満」も唯一ひと桁台の4.0%だった。

女性側が夫に対し「やってほしい」と思っているが、実際にはやってもらえていない家事、育児のトップは「名もなき家事全般」だった。名もなき家事とは、「炊事」「掃除」「洗濯」といったものに分類できないような、細かい雑事を指す。例えば、トイレットペーパーの取り換えや、洗った後に乾燥した食器を棚に戻す、などが挙げられる。

夫に対して「取り組んだ方が良いこと」としてトップに挙がったのは「掃除や片づけ」(41.6%)、2位は「名もなき家事全般」(35.2%)だった。ただ、「掃除や片づけ」は、夫が積極的に取り組んでいたものランキングの2位(28.7%)としても挙がった。つまり、妻がやってほしいと考えており、実際に夫が行っている家事だといえる。

一方、「名もなき家事全般」は夫が積極的に取り組んでいたものランキングの13位(6.7%)。妻側の願いと夫の行動とにギャップが大きく生じている。

調査は19年11月13~22日の期間、ビースタイルの会員や求人媒体「しゅふJOBパート」に登録している725人を対象にインターネット上で行った。

【訂正:2020年1月7日10時36分の初出で、夫が積極的に取り組んでいたものランキングの2位を「掃除や片づけ」、13位を「名もなき家事全般」としていました。当該ランキングについて、1月7日13時3分にビースタイルより訂正の発表があったため、1月7日13時15分、それぞれ3位、14位へ訂正いたしました。】