しらべぇ編集部に、愛知県豊田市でいじめ被害に苦しむ家族からの訴えが届いた。豊田市では昨年の3月12日夜に、当時小学6年生の女児2名が、いじめを示唆するメモを残して自殺している。豊田市で今何が起きているのか。苦しむ家族の訴えを追った。
■学校は迷走しらべぇ取材班が入手した、いじめ対策委員会の議事録を見ると、学校の迷走ぶりが垣間見れる。
警察は「転倒させる暴行を加えた」と事実認定しているが、この議事録には「押した」という表現が多くあり、最初の段階から学校側が事実を正確に認識していなかったことが伺える。また、校長は保護者からの提案を受け入れるだけで、児童のケアに関する自らの提案はほとんどしてこなかったとのことだ。被害児童は、事件後、毎日何度も、「怖い」と訴えるようになり、学校には、毎日保護者が児童の席の隣に常駐。保護者が少しでも離れると、恐怖感を訴える事態に。医者からは、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の診断を受け、事件から1年を過ぎた今でも薬を服用している。2019年には、加害児童との接触を恐れて、転校することになった。
■「丁寧な対応を行っている」と教委不登校の生徒に対しては、担任などが定期的に家庭訪問を行っている学校が多いが、この学校ではそのようなこともほとんど行っていないという。このような状況を保護者が教育委員会に涙ながらに訴えるも、学校教育課の指導主管はのらりくらりの対応。しらべぇ編集部は、この指導主管に取材を行った。最初は取材拒否の姿勢だったが、後に課長が対応。課長は、「丁寧な対応を行っている」と述べた。「不登校に陥っている児童に対して、もっと寄り添った対応を行っていくべきではないか」と問うと、「より丁寧な対応を行っていく」と答えた。なお校長は、取材に対して「やれることはやっているが手詰りな状況にある」と回答している。