新東名あおり運転容疑で愛知県警が再逮捕 常磐道のあおり容疑者

茨城県の常磐道で2019年8月、あおり運転をした後に男性を殴打したとして強要と傷害の罪で起訴された会社役員の宮崎文夫被告(44)について、愛知県警は9日、県内の新東名高速でもあおり運転をしたとして強要容疑で再逮捕した。「厳密に覚えていないが、自分がやったことに間違いないと思う」と容疑を認めているという。
再逮捕容疑は19年7月23日午前6時半ごろ、新東名高速下り線の岡崎東インターチェンジ(同県岡崎市)付近を乗用車で走行中、トラックの前方に割り込み、急ブレーキや蛇行運転などを繰り返して進路を妨害し、トラックを停車寸前の時速約9キロにまで無理やり減速させたとしている。
愛知県警は9日午後、宮崎容疑者を県警本部に移送し、再逮捕した。トラックのドライブレコーダーに当時の様子が記録されており、あおり行為は約1分間(約700メートル)続いたという。
宮崎容疑者を巡っては、19年8月に茨城県守谷市の常磐道上り線で男性会社員の車をあおり運転して停車させた上、男性の顔を殴ってけがをさせたとして強要と傷害の罪で既に起訴されている。同6~7月にも静岡県内であおり運転を繰り返していた疑いがあり、静岡県警が捜査している。【高井瞳】