天皇陛下の即位を祝って2019年11月10日に東京で行われたパレードの際、両陛下が乗られた黒塗りのオープンカーの一般公開が9日、京都市上京区の京都迎賓館で始まった。対象は中学生以上で、3月17日まで展示する。
トヨタのハイブリッドセダン、センチュリーを改造した。後部座席の傾きを25度に固定し、両陛下の姿が沿道から見やすくしてある。価格は8000万円。内閣府に移管されたため、前部中央と後ろのドアにあった菊の御紋と、皇室車専用の認識票は外して隣に展示した。認識票は「皇10」と刻印されている。パレードを記念して「品川359や1110」のナンバープレートがつけられた。
1、2月のガイドツアー(一般2000円、大学生1500円、中高生700円)か、3月の自由参観(一般1500円、大学生1000円、中高生500円)に参加すれば見られる。原則として水曜休館。問い合わせは同館(075・223・2301)。【大川泰弘】