沖縄県は10日、沖縄市の養豚場で豚コレラ(CSF)に感染した豚が新たに確認されたと発表した。8日に隣接するうるま市の二つの養豚場で感染が確認されており、県内で3例目となる。沖縄市の養豚場では豚約2800頭を飼育しており、全頭殺処分する。
県によると、3例目の養豚場は最初に感染が確認された養豚場から南西1・6キロにあり、沖縄の固有種「アグー」は飼育していない。農林水産省が感染経路を調べる。県によると、最初の養豚場から3キロ以内の残る11の養豚場ではこれまで感染が疑われる事例はないが、同10キロ以内には他に約50の農場があり、検査を進める方針。
感染の拡大を受けた県の対策会議で、玉城(たまき)デニー知事は「養豚農家も大きな不安を抱いている。国と連携し防疫措置に万全を期す」と述べた。予防効果のあるワクチンの豚への接種については「周辺の感染状況を確認し、農家の意見も聞いて検討する」と話すにとどめた。
また県は10日、うるま市の2養豚場で感染が確認された約2000頭の殺処分を終えた。【遠藤孝康】