慶応からまた「逮捕者」が出た。しかも「パンティー泥棒教授」に続き、今回は女子トイレ盗撮で、逮捕者は事件当時、慶大塾長秘書担当課長だったというのだから、あんぐりだ。課長の自宅のパソコンからは1000件以上の動画が見つかった。相当数の大学関係者が被害に遭っているのは間違いない。
18日、東京都迷惑防止条例違反などの疑いで警視庁生活安全特別捜査隊に逮捕されたのは、慶応大病院経営企画室課長の石原一章容疑者(49)。
石原容疑者は秘書担当課長だった2018年12月、慶大三田キャンパスの教職員用の女子トイレに侵入。
トイレの仕切りの上部の天井付近に小型の隠しカメラを設置し、複数の女性の排泄姿を盗撮していた。19年3月、女性職員が隠しカメラがあることに気付き、警察に相談した。動画に石原容疑者が写っていたことから自宅を家宅捜索したところ、出るわ、出るわ。カメラから転送した盗撮動画など、1000件以上がパソコンに残っていた。
石原容疑者は捜査開始後の昨年11月、それまで所属していた慶大から慶応大病院に異動。その理由について、同大広報課は「通常の人事異動となります」と説明。秘書課の前は学生部に所属していたという。
石原容疑者は01年4月、外資系旅行会社から中途採用で慶大に就職。転職情報サイトでは「教育現場で働くということは、すなわち、公益への貢献度を強く実感できることに他なりません。社会の将来を担う人材の育成と、人類の未来に資する研究の環境を、いずれも高い次元で整備することがその究極の目的だからです」と、もっともらしく語っていた。
■1年4カ月で逮捕者10人
慶大を巡っては、18年9月に総合政策学部の学生が大麻所持の疑いで逮捕。翌10月には経済学部の学生が準強制性交容疑で逮捕されるなど、この1年4カ月の間に現役大学生、院生、教職員の逮捕者がこれで10人目となった。事件にこそなっていないものの、昨年10月にはアメフト部の部員が女風呂を盗撮していたことが発覚し、無期限の活動自粛を発表。翌11月には、理工学部の看板教授が時価400円のパンティーをベランダの物干しから盗んで逮捕(不起訴)されたばかりだった。
1・6カ月に1人のハイペースで逮捕者を量産し続ける「私学の雄」だが、事の重大さが分かっているのだろうか。