台風による大規模停電や多数の住宅損壊があった千葉県では、復旧作業の本格化に伴い、二次的な被害が相次いでいる。消防などは、屋根の修理中の転落事故や停電解消時に発生の危険がある「通電火災」に注意を呼びかけている。
県内では17日正午までに、屋根や脚立からの転落で少なくとも60人が病院に搬送され、うち2人が死亡した。いすみ市で17日午前に起きた事故では、自宅の雨どいを修理中だった90歳代の男性が高さ約3メートルの屋根から落ちて亡くなった。気象庁によると、県内は18日も全域で雨の予報。屋根の修理など高所作業は原則、専門業者に頼み、ブルーシートを張る場合なども無理をしないことが大切だ。
停電解消時には、スイッチが入ったままの電化製品などから出火する通電火災にも警戒がいる。千葉市中央区で15日、木造2階住宅が全焼した火災は、通電後に避難先から戻った住人がブレーカーを入れた際に出火した可能性が高いという。
避難中の住宅や店舗を狙った空き巣、修理業者などをかたる悪徳商法、詐欺と疑われるケースも目立ち始めており、県警は、不審に感じたときには迷わず相談してほしいとしている。