菅原経産相、電柱や鉄塔の設置基準見直し検討 台風15号で倒壊相次ぐ

台風15号による強風で電柱や鉄塔の倒壊が相次いだことを受け、菅原一秀経済産業相は17日の閣議後記者会見で、設置する際の強度基準の見直しを検討する考えを示した。電柱や鉄塔は毎秒40メートルまでの強風に耐えられるよう設計されているが、菅原経産相は「(倒壊の)原因を究明、検証し、技術基準の見直しが必要か判断したい」と述べた。
近年は大型台風の襲来が相次いでおり、台風15号は通過した9日に千葉で57・5メートル、館山48・8メートルの最大瞬間風速を記録。経産省の推計で台風15号による被害は千葉県内を中心に約2000本の電柱が倒れた。昨年9月に関西を中心に大規模停電を引き起こした台風21号も和歌山で57・4メートルの最大瞬間風速を観測するなど、現行の強度基準を上回る強風となるケースが最近増えている。
菅原経産相はまた、今後の台風接近に備えるため「事前に電力会社の準備状況を把握してしっかりと指示を出したい」と述べ、災害への事前準備も強化する意向を示した。【中津川甫】