ゴールデン街店主、五輪に恐怖「外国人がビール持ち込む…」

五輪・パラリンピック期間中は、世界中から1000万人以上が東京を訪れるとみられている。歓楽街での混乱は起きたりしないのか。
競技観戦を終えた観光客は、繁華街に繰り出す。新宿・歌舞伎町の2000坪の敷地に200軒以上の店が所狭しと並ぶ新宿ゴールデン街。海外旅行ガイドブック『ロンリープラネット』への掲載を機に、外国人観光客が押し寄せている。ある男性店主がいう。
「とくにラグビーW杯のときは大変だった。酔っ払ってそのへんで小便をしたり、ラグビーボールを持ち出して大勢でラインアウトを始めたり……」
お通しやテーブルチャージが理解できず、勘定で揉めることも少なくない、というのは別の店主。
「コンビニで買ったビールを店に持ち込んできたので注意したのに『ウェーイ』と笑ってハイタッチを求めてくる。五輪に向け戦々恐々です」
◆入れ墨問題、スーパー銭湯の判断は?
現在、多くの温浴施設が「入れ墨・タトゥー禁止」を掲げているが、2013年にニュージーランドの先住民でタトゥー文化を持つマオリ族の女性が北海道の温泉施設で入浴を断わられたのを契機として是非が問われている。東洋大学教授の佐々木一彰氏(国際観光学)はこうみる。
「宗教的な意味でタトゥーを入れている外国人が、入浴を拒否されたら、いい気持ちはしないでしょう。とはいえ、反社と呼ばれるような人が多くなれば、日本人客が減るリスクもある。バランスをみながら、各施設が判断することになる」
都内の温浴施設店主によれば、「『シールで隠せばOK』という店舗もあれば、『入れ墨お断わりの方針は変えない』としているところもある。ウチはどちらにするか、そろそろ決めないと……」と、困惑が広がっている。
※週刊ポスト2020年2月21日号