「愛は国境を越える」 在日中国企業協会が成田市にマスク1万枚「日本に恩返し」

新型コロナウイルスの感染防止に役立ててほしいと、在日中国企業協会は3月31日、「日本の社会に恩返しする」と、千葉県成田市にマスク1万枚を寄贈した。市は2月、友好都市の中国・咸陽市にマスク1万3600枚を送り、備蓄は約5000枚まで減っていた。市は社会福祉施設などでの活用を検討する。
協会は日本で活動する航空や海運、銀行、保険、機械などの企業で構成される。成田市役所を訪れた王家馴(おうかじゅん)会長は「日本で仕事をしてきて、政府や団体の協力によって発展してきた」と述べた。他の幹部は中国で感染が拡大した当初を振り返り、「『中国頑張れ』の言葉をいただき、感動した。お返しする」とした。マスクが入った箱には中国語で「日本頑張れ。愛は国境を越え、お互いに助け合おう」と書かれていた。
協会は、中国の航空会社が長年成田空港を利用し、3月17日に四川省からのチャーター便が運航した際にも協力を得られたため、空港の位置する同市にマスクを寄贈することに。小泉一成市長は「マスク不足は深刻で、ありがたい」と述べた。
また、成田ビューホテル(成田市小菅)は3月30日、ホテルに備蓄していた子ども用のマスク2500枚を市に寄贈した。市内の小学校24校と義務教育学校1校、幼稚園10園の新入生計約1600人に対し、入学式と入園式で配る予定にしている。【中村宰和】