【安倍“お友達ねぎらい”内閣の大臣を丸裸】
法相・河井克行(広島3区・当選7回・56歳)
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無派閥ながら首相補佐官に抜擢され、直近では自民党総裁特別補佐を務めていた安倍首相の側近だ。菅官房長官にも近く、初入閣した。
「首相側近と言われますが、菅長官にもスリ寄っています。そもそもは、鳩山邦夫元総務相が主宰していた派閥横断型政策グループ『きさらぎ会』に所属。邦夫先生が逝去し、菅長官が顧問に就いたことで2人に接点が生まれた。党内には“菅系議員”が衆参50人に上り、河井大臣は『向日葵会』、同じく初入閣した菅原経産相が『令和の会』を仕切ってゴマすり競争をしています。〈長官とメシを食おう〉と言っては若手議員を誘い出し、菅長官につないで仲間を増やそうとしていますが、成果はパッとしない」(与党関係者)
●実家は薬局、アダ名は「スネ夫」
1963年、広島県生まれ。慶大法学部政治学科を卒業後、松下政経塾入り。広島県議1期目だった96年、衆院広島3区で初当選。00年に落選の憂き目にあった。
「実家は薬局経営の裕福な家庭。〈君らとは育ちが違う〉みたいなことを言うので、嫌われていた。アダ名は“スネ夫”です」(地元後輩)
政経塾時代に米国自治体で研修生を経験し、英語力に自負。「トランプ大統領誕生を見通せなかった外務省に不信感を抱く首相の名代として、米国外遊を重ねていました。ゆくゆくは外相狙い」(自民関係者)だという。
●秘書暴行疑惑
補佐官時代の16年3月、元運転手兼秘書が河井から受けた激しい暴力を告発。「ハンドルを握る左腕を革靴で蹴りつけられ、全治14日間の大ケガをした」と証言したが、河井側は全面否定。もっとも、筋金入りのパワハラ体質は永田町で知られた話で、事務所を去った秘書は100人超え。運転手確保もままならず、地元のタクシー会社を利用するも評判は散々。運転席を蹴るわ、暴言を吐き散らすわで、配車を一切受け付けない会社もある。
7月の参院選で広島県議から鞍替えした案里夫人(45)が初当選し、二階派入り。そのシワ寄せで岸田派のベテラン議員がはじき飛ばされた。
●落選中に「かわいそうだから婚」
河井夫妻のなれ初めは知人の紹介で、仲人は橋本元首相。案里は週刊誌の取材に「当時彼は落選中で。“かわいそうだな”と思って結婚してあげたの(笑)」とアッケラカン。しかし、夫の暴行騒動には頬かむりだ。
河井は官僚相手にも怒鳴り散らす。法の番人がパワハラ上等で務まるのか。