「10万円給付」補正予算案が衆院通過、30日にも成立見通し

国民への10万円の一律給付を柱とする2020年度補正予算案は29日、衆院本会議で全会一致で可決され、参院に送付された。参院予算委員会は即日、基本的質疑に入り、30日も審議を続ける。30日の参院本会議に緊急上程され、成立する見通しだ。
補正予算案は、新型コロナウイルス感染拡大を受けた緊急経済対策の財源となり、総額25兆6914億円に上る。減収となった中小企業に最大200万円を支給する「持続化給付金」も盛り込まれている。
立憲民主党などは、衆院本会議に先立つ衆院予算委で、家賃支援などが不十分との理由で組み替え動議を提出し、否決された。ただ、10万円を早く届ける必要があるとして、補正予算案には賛成した。