全国知事会(会長=飯泉嘉門・徳島県知事)は12日、テレビ会議を開き、新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が一部地域で解除された場合でも、県境を越えた移動など、宣言対象地域とそれ以外の地域の往来を自粛するよう国が呼びかけることを求める方針を決めた。改正新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく休業指示に従わない事業者への罰則なども求める。13日に国に対し提言する。
このほか、保健所の疫学調査への協力や、軽症者などの宿泊施設での療養や自宅での健康観察要請について、実効性を担保するため法的措置を設けることなども提言する。
飯泉会長は会議の冒頭、「人の流れを呼び込まないことが感染拡大防止に大変重要。往来自粛を強く求める必要がある」と述べた。