政府あっせん消毒液「濃度低い」 25の医師会が問題点指摘

日本医師会(日医)は3日、新型コロナウイルスの感染拡大防止策で、政府が医療機関などに供給をあっせんする消毒用エタノールについて、実態調査の結果(速報)を公表した。調査は全国47の都道府県医師会を通じて行われ、25医師会が供給された製品に関して「濃度が低い」などの問題点を確認したという。
日医は、何らかの問題があると回答した25医師会に追加調査を依頼。その結果、5月29日までに17医師会から「価格が高い」「納品時期が遅い」「キャンセルした施設の買い取り費用を医師会が負担した」などの問題が報告されたとしている。