おり開放、餌与えてサル捕獲へ 金網壊され70頭逃げた動物園 千葉

千葉県富津市豊岡の高宕山自然動物園で、ニホンザルの飼育用おり(高さ約3メートル、外周約90メートル)の金網が何者かに破られ、約70頭が逃げた問題で、サルは周辺の山の中などにいて、市はおりの扉を開放して戻ったサルに餌を与えながら、様子を見て捕獲するという。
同園は1959年に民間業者が開園。現在は市が管理し、地元観光協会に飼育を委託している。約6800平方メートルの敷地が柵で囲われ、サルは放し飼いにされていたが、2019年の台風15号で柵が倒壊し、約100頭が野放しになった。今年1~2月に大半のサルを捕獲し、修復工事に入ったばかりだった。これまで飼育を巡るトラブルなどはなく、市は「見当が付かない。ようやく捕獲が終わったばかりなのに」と頭を抱えている。
サルは時々、山から下りてきて飼育員を見つけると、寄ってきて餌をもらっている。当面は午後4時に、おりの中でサツマイモや大豆などを与え、サルがおりの中で食べることに慣れさせてから捕獲するという。農業や人への被害は報告されていないが、市はサルに近づかないよう呼び掛けている。【浅見茂晴】