個性的な候補者らが“独自の戦術”でアピール 立花孝志氏「頭のいい政治家を選ぶか、そうでない人を選ぶか」 都知事選ルポ

東京都知事選(7月5日投開票)では、現職の小池百合子知事(67)が優勢とされるが、個性的な候補者らが“独自の戦術”で有権者にアピールしている。ホリエモン新党公認で立候補したNHKから国民を守る党(N国)党首の立花孝志氏(52)は19日、街頭演説で、小池氏の新型コロナウイルス対策などを批判した。
「(東京アラートを含め)明らかに非合理的で、非科学的な感覚だけだ」「人間の行動に不要不急なことは基本的にはない」「頭のいい政治家を選ぶか、そうでない人を選ぶか、分かりやすい」
梅雨空のJR新宿駅西口、立花氏はこう聴衆に訴えた。N国の青と黄色の目立つ横断幕もあり、サラリーマンなどが視線を奪われていた。
注目の公約には、NHKの受信料を支払った契約者だけが視聴できる「スクランブル放送導入」や、「東京五輪の4年後または2年後の開催」などを掲げる。
立花氏は、昨年7月の参院選(比例代表)で初当選したが10月に辞職。今年5月に実業家の堀江貴文氏のニックネームを冠した「ホリエモン新党」を設立した。今回、ホリエモン新党公認、N国推薦で挑む。
演説後、立花氏を直撃した。
「小池さんは第2波が来たときに政治手腕が問われる。そこで、『やっぱりホリエモン新党だ』といわれるよう、ここで出しておかないといけない」「今回は『開店のお披露目』で、本丸は次の衆院選や都議選だ」
今回の選挙戦では、心なしか「NHKをぶっ壊す!」の決めゼリフが、あまり聞こえてこない。
「気のせいではない。今は立花の顔をみたら、『NHKをぶっ壊す人だ』と知られている。スクランブル放送を実現するため、多くの政策を掲げ、その中の1つとしてNHKをもってきた」
ただ、最後は「NHKをぶっ壊す!」のポーズで締めた。(報道部・海野慎介)