東京の感染者、連日の3桁 入院者計679人に 20~30代依然多く

東京都は14日、新型コロナウイルスの感染者が新たに143人確認されたと発表した。感染経路不明者は64人だった。都内では2日以降、8日を除いて1日あたり100~200人台の感染者が確認され、入院者は700人弱に達した。都は増加が続くとみており、対応病床数を従来の約1000から約3000に増やすめどが立ったとしている。
都によると、感染者143人のうち20代と30代が65%となる計93人で、依然として高い割合を占める。接待を伴う飲食店など「夜の街」関連は24人だった。
若い世代は軽症・無症状者が多く、ホテルを借り切る「宿泊療養施設」も受け入れ先となる。だが、契約施設の更新で軽症者らの一部を病床に移したため、14日時点の入院者は計679人となった。緊急事態宣言下で最も多く入院者がいたのは5月12日の1413人。増床のめどが立ったこともあり、都は医療提供体制は逼迫(ひっぱく)していないとしている。
新宿区内の劇場で6月30日~7月5日に開かれた若手アイドルの舞台「THE★JINRO―イケメン人狼アイドルは誰だ―」のクラスター(感染者集団)については新たに6人の感染を確認。都把握分だけで患者は累計33人になった。
一方、菅義偉官房長官は14日午前の記者会見で、都内の感染者について「陽性の結果判明後に連絡が取れない方が含まれる。(把握は)自治体の責任のもとにやっていただいている」と指摘。小池百合子知事は同日、報道陣に「即座に連絡が付かない人がいるということは報告を受けている」と話した。都が各保健所に調査した結果、13日時点で入院・療養先などを調整していた277人のうち連絡が取れないのは1人だけだった。ただ、過去に患者と一時的に連絡が取れなくなったケースはあるという。
小池知事は10日の定例記者会見でも「陽性が分かった上で、行方知れずになるのは多くの方からすれば不安だ。『あなたは感染症なので社会的な責任も考えてください』ということもお伝えしなければならない」との懸念を示していた。【内田幸一、南茂芽育】