仙台市は16日、市内の20~30代の男女13人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。うち11人は学生グループによる飲食店での宴会で集団感染したとみられるほか、11~15日に濃厚接触者4人が感染確認された市内の別の飲食店でも5人目の感染が判明。市は飲食店2店舗でクラスターが発生したと認定した。【深津誠、神内亜実、藤田花】
県も16日、富谷市の50代の男性会社員の感染を発表した。県内で14人の感染確認は1日当たりでは最も多い。感染確認は6日連続で、感染者は累計で126人となった。
仙台市などによると、新たな感染者の内訳は、▽東北工業大(仙台市太白区)に通う20代男子学生11人▽別の学校の20代男子学生▽30代自営業女性――の13人。いずれも重篤ではないという。
同大の学生は、14日に感染が確認された20代学生を含む計18人で、6日に仙台市内の飲食店で約3時間、宴会をしたという。参加者の一部はその後カラオケ店にも行った。残り6人のうち2人が陰性、4人が16日にPCR検査を受けた。
30代の自営業女性は、11日に感染が確認された20代のアルバイト女性の勤務先の接待を伴う飲食店の客で、10日に来店したという。濃厚接触者が15人いるが全員を追跡できている。店舗は12日から休業しているという。別の学校に通う20代学生の感染経路は不明。
多数の感染者確認を受け、仙台市の郡和子市長は緊急記者会見を開き、「相次いでクラスターが二つ確認され、大変厳しい状況。大勢で飲食を共にする場面ではマスクを外し、近接した会話も行われるので、若い人には特に感染対策を注意してほしい」と呼びかけた。17日にも村井嘉浩知事と郡市長が合同で会見し、若者への自粛を呼びかける。
東北工業大は16日、学生11人が集団感染したと発表した。うち4人は6日の宴会以降も八木山キャンパスで授業を受け、ほかの1人も実習に参加していた。延べ約300人が同じ授業を受講しており、体調不良の学生がいないか調べている。今野弘学長は記者会見で「在学生と保護者、並びに関係者に多大なご心配とご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げる。感染した学生の一日も早い回復をお祈りする」と話した。
県内でこれまで1日当たりの感染者数が最も多かったのは4月16日に確認された13人。