第11管区海上保安本部(那覇市)は2日、沖縄県石垣市の尖閣諸島沖の接続水域(領海の外側約22キロ)内を航行していた中国公船4隻が、同日午前9時頃から同17分頃にかけて、相次いで外側に出たと発表した。
接続水域内での航行は4月14日からの111日連続で、2012年9月に同諸島が国有化されて以降、最長となった。
菅官房長官は7月22日、中国公船による接続水域の航行が100日連続となった際、記者会見で「極めて深刻に考えている」と述べ、外交ルートを通じて中国側に繰り返し厳重に抗議していることを明らかにしていた。