今日8月2日(日)11時、北陸地方および東北南部の梅雨明けが発表されました。北陸地方は平年(7月24日頃)より9日ほど遅く、東北南部は平年(7月25日頃)より8日ほど遅い夏の到来です。8月に梅雨明けとなるのは、北陸では2017年以来3年ぶり、東北南部は2013年以来7年ぶりで、両地域とも統計開始以来8度目のこととなります。(梅雨明けを特定しなかった年を除く)
平年より長い梅雨期間に
各地の梅雨明け日
今年は北陸地方および東北南部では6月11日に梅雨入りとなっていたため、平年よりも長い1か月半を超える梅雨となりました。▼気象庁の発表北陸地方の梅雨明け 平年・昨年より9日ほど遅い東北南部の梅雨明け 平年・昨年より8日ほど遅い・梅雨明けには平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。・春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討の結果、期日が見直しされる場合があります。
期間中の降水量は2倍前後
今年は梅雨前線の停滞が長く続いたことにより「令和2年7月豪雨」を引き起こすなど記録的な大雨に見舞われ、梅雨期間中の降水量は軒並み平年の2倍前後に達するところも多くなりました。▼北陸地方の梅雨期間降水量(6月11日から8月1日まで) 輪島 450.0mm(342.8mm) 相川 552.0mm(280.9mm) 新潟 727.0mm(303.2mm) 金沢 738.5mm(389.7mm) 伏木 546.0mm(379.9mm) 富山 613.5mm(399.7mm) 高田 517.5mm(339.9mm) 福井 690.0mm(375.1mm) 敦賀 655.0mm(334.1mm)▼東北南部の梅雨期間降水量(6月11日から8月1日まで) 山形 533.5mm(249.5mm) 仙台 438.5mm(296.1mm) 福島 466.5mm(265.2mm)※値は速報値でカッコ内は平年値。
この先の天気・気温
週間天気予報
この先は、高気圧に覆われて晴れる日が多くなります。ただ、週後半は高気圧の勢力が弱まり、前線の停滞や台風から変わった低気圧の影響で、曇りや雨になる予想です。
参考資料など
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)