台風15号の影響で多くの家屋被害が出ている千葉県内では、ブルーシートを張るなどの屋根の補修作業中に住民らが転落する事故が相次いでいる。各地の消防に取材したところ、18日までに少なくとも101件に上り、2人が死亡した。県は、なるべく専門業者に依頼するよう呼び掛けている。
事故が多かったのは、千葉市10件▽南房総市9件▽木更津市、市原市各8件▽八街(やちまた)市7件――など。君津市では10日午後3時ごろ、2階建て住宅の屋根でブルーシートを張っていた男性(61)が転落し、死亡した。17日午前10時ごろには、いすみ市で自宅の屋根瓦を補修していた男性(94)が約3メートルの高さから落ちて亡くなった。
県は専門業者に任せることが望ましいとしているが、被災家屋が多いため業者も足りない。県瓦工事業組合によると、修繕依頼が殺到しているといい、担当者は「手いっぱいで、全てをすぐに直すのは難しい」としている。
県内は週末から再び天気が崩れると予想されている。県は「やむを得ず自力で作業をする場合は、ヘルメットを着用して複数人で行うなど安全に配慮してほしい」と話している。【宮本翔平、加藤昌平】