「町長と性交渉」告白で失職の町議、処分取り消しで議員資格を回復

「町長室で2015年に町長と性交渉をした」との告白を巡り、昨年12月に群馬県草津町議会で除名処分を受け、町議を失職した新井祥子氏(51)について、県は6日、除名処分を取り消す審決をした。審決を受け、新井氏は除名された日にさかのぼって議員資格を回復する。
新井氏は昨年12月、町議会本会議で、告白について地方自治法違反などを指摘する懲罰動議が出され、除名された。その後、新井氏は知事に処分取り消しの審査を求めていた。
審決は、新井氏が議会で議長の指示によって告白を読み上げ、自ら積極的に発言したとはいえないとし、懲罰事由に当たらないと判断した。